PCAでlatent dynamicsを語ってよいのか
from Preserved neural dynamics across animals performing similar behaviour | nature (2023)
しばしばneural state spacesを表すために、神経細胞の大規模計測を行い、主成分分析(principal component analysis; PCA)等で次元削減を行うという解析が行われるが、これは元の系のダイナミクスを見ていると言っていいのか?
ターケンスの埋め込み定理(Takens' Embedding Theorem)によれば、限られた観測データを時間遅れで埋め込みを行うことで、観測していない変数を含む元の系とトポロジー(topology)的には1:1対応する構造を作ることが出来る
一方で、主成分分析(principal component analysis; PCA)を行ってしまうと、この数学的な保証がなくなってしまう